技術情報のページ
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モータの保守点検
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DCモータは、ブラシなど磨耗する部分がありますので、定期的に点検し 故障を未然に防止して下さい。 |
1.ブラシと整流子 | 2.軸受 | 3.絶縁 | 4.DCタコジェネレータ | 5.エンコーダ | 6.ブレーキ | 7.減速機 |
1.ブラシと整流子
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(1)ブラシの寿命は、モータ機種、モータ電源、モータ電流、ブラシ材質、使用環境等により 異なりますが、定格で使用した場合は、約2000〜5000時間になります。 |
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(2)下記の機種については、ブラシ交換が出来るようになっていますので、磨耗限度になっ たら、新品と交換してください。 |
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ブラシを交換する場合、同一材質のものとし、異なった材質のものを混用しないで下さい。 (混用すると異常磨耗を起こす恐れがあります。) |
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(1)上記以外のモータは、ブラシ交換するために、分解する必要がありますので、交換する時 はメーカーにご相談ください。 |
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(2)整流子は、正常な場合は、表面が光沢のあるチョコレート色になっています。異常に黒化 したり、表面が荒損している場合は、整流子を削正する必要があります。 |
2.軸受
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(1)軸受の寿命は、約10,000時間です。なお、高温中で使用する場合は寿命が短くなりま すので、注意してください。 |
(2)運転中に軸受の回転音が異常に大きかったり、軸受部が加熱している場合は、不良です から軸受を交換してください。※不良品以外は交換する必要はありません。 |
3.絶縁
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(1)モータの絶縁は、500Vメガ−にて、絶縁抵抗を測定することによって、チェックすることが 出来ます。(2)項以外の理由で、メグが1MΩ以下に低下した場合は、絶縁不良の可能性 がありますので、メーカーにご相談ください。 |
(2)運転時間の経過と共に、ブラシの磨耗粉がモータ内部に付着し、絶縁抵抗を低下させるこ とがありますので、モータリード線(端子)とブラケット間の絶縁抵抗を、500Vメガーで測定し 1MΩ以下の場合は、モータ内部(特にブラシホルダー回り)を、圧縮空気等で清掃して下さい |
4.DCタコジェネレータ
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(1)DCタコジェネレータの構造は、DCモータと同じですが、ブラシは銀を含んだものを使用しています。 ブラシの寿命は約10、000時間です。 |
(2)DCタコジェネレータはモータ軸に直結しています。 |
5.エンコーダ
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(1)モータのロータ軸に直結しています。磨耗部分はありませんので、保守は不要です。 |
6.ブレーキ
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(1)コイル静止形クラッチブレーキを使用しています。ブレーキの磨耗限度は、動作回数10万回 以上ありますので、動作頻度が高くない場合は、保守は不要です。 |
7.減速機
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(1)ギヤの寿命は、減速機の種類、回転数、負荷の種類、振動の影響等により異なりますが、定格 トルクで使用した場合は、約2000〜7000時間になります。(マイクロ減速機は500時間です) |
(2)平歯車減速機、遊星歯車減速機、マイクロ減速機は、全てグリース潤滑です。ウォーム減速機 はグリース潤滑の他に、定格トルクの大きいものは、オイル潤滑になっております。 ただし、給油の必要はありません。 |